4チームによる総当たりのリーグ戦。予選は2日目にして、リーグ1位で決勝トーナメントに進出する4チームのうち3つが決まった。最終日の準決勝進出を決めたのはヤクルト、ソフトバンク、阪神で、いずれも2連勝。西武、DeNA、巨人の3チームは3日目に勝利すれば2勝となるが、1位チームとの直接対決で敗れているため、リーグ2位以下が決まった。グループCのみ、2勝の広島と、1勝1敗のくふうハヤテによる直接対決に順位決定が持ち越された。
(本文&写真=鈴木秀樹)
※チーム名のジュニア(Jr.)は割愛。全試合のリポートではありません
■大会2日目
▽グループA
ヤクルト〇4対3●中日
西武〇4対1●BCリーグ
▽グループB
ソフトバンク〇2対1 ●ロッテ
※7回タイブレーク
DeNA〇5対1●オリックス
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▽グループC
広島〇2対1●オイシックス
※タイブレーク7回
日本ハム〇4対0●くふうハヤテ
▽グループD
阪神〇3対2●楽天
巨人〇11対0●四国IL
※4回コールド
――熱戦譜――
12月27日◇神宮球場
▽第1試合
ソフトバンク2-1ロッテ
※7回タイブレーク
初回から走者を出しながら得点に至らなかったソフトバンクは3回裏、先頭の九番・髙本琉希也(熊本ブルーマーリンズ)がバント安打で出塁、四番・宮城大心主将(みくに野ハニーズ)の適時打で待望の先取点を挙げた。

ソフトバンクは3回裏、宮城の適時打で髙本が先制のホームイン㊤。外野の好守備も光った㊦

一方、ソフトバンク先発の萩原蒼大(錦ヤンキース)を攻めあぐねていたロッテ打線だったが、5回表に敵失から好機をつくり、無安打で同点に。先発の飯髙稜大(東金東クラブ)から庄司慎之介(磯辺シャークス)、田中凱斗(三枚橋ファイターズ)とつないだ投手陣を野手陣も好守備で支え、相手強力打線に追加点を与えず、1対1のまま既定の6回を終えてタイブレークに突入した。

5回表、ロッテは三走・田中が内野ゴロで生還㊤。1対1に追いつきベンチも沸く㊦

無死一、二塁開始の延長7回表、ロッテが無得点で攻撃を終えると、その裏、ソフトバンクは再び髙本のバント安打に続き、一番・石丸輝真(新栄少年野球部)が中前にはじき返して接戦に終止符を打った。

ソフトバンクは前日に126㎞を投じた石光奏都(金田ジュニアクラブ)が救援㊤。7回裏、石丸がサヨナラ打㊦

「(延長の打席は)めちゃくちゃ緊張したけど、とにかく次に回そうと思いました。チームの勝利に貢献できて最高です」とサヨナラ打の石丸。嘉弥真新也監督は「先発の萩原君がいいピッチングをしてくれました。失点のシーンはミスもありましたが、その後に自分たちで声掛けし、開き直って戦ってくれた」とチームとしての成長を実感していた。
前日のオリックスとの初戦では、サヨナラ勝ちを収めたロッテだったが、この日は結果が逆に。小林宏之監督は「練習試合ではなかなか勝てなかったチーム。今日は勝てませんでしたが、接戦続きの中、粘り強く戦ってくれています」と奮闘の選手らをねぎらっていた。

ロッテ・田中はリリーフのマウンドで力投した
◇神宮球場▽第2試合
DeNA5-1オリックス
1回裏に連続四球から捕逸で先制点を奪ったDeNAは、五番・塚野太一(久本ブルーエンジェルス)の右翼線への適時二塁打でもう1点。2回にも柴原蓮翔(船橋フェニックス)の中前打に始まり荒川航輝主将(鶴巻ジャガーズ)、岡田絃希(長泉リトルヤンキース)の連打などで2点を追加した。

1回裏、DeNAは稲木蒼介(長泉リトルヤンキース)が先制のホームイン㊤。塚野は2点目の適時打を放つ㊦

一方、オリックス打線はDeNAJr.先発、豊田一稀(旗の台クラブ=写真㊦)を攻めあぐね、3回表に倉松慎治(美原ライオンズ)が右サク越えの本塁打を放ったものの、反撃はこの1点にとどまった。

3回表、オリックスの倉松が右へサク越え本塁打で出迎えを受ける㊦

ソフトバンクとの初戦で喫した敗戦の悔しさを晴らす快勝を挙げたDeNA。松井飛雄馬監督は「先発の豊田クンはケガやリハビリで苦しんだ時期もありましたが、持ち味を出した素晴らしい投球で勝利をもたらしてくれました」と好投の先発左腕を絶賛した。
初回の一打で打線に火をつけた塚野は「ずっと調子が悪かったので、一本打ててよかったです」、マスクをかぶり野手陣を鼓舞し続けた増田莉夢(座間パイレーツ)は「ジュニアチームでは、ピッチャーがみんな構えたところに投げてくれるので、捕ってて楽しいです」と笑顔だった。
◇神宮球場▽第4試合
巨人11-0オイシックス
※4回コールド
巨人は2回裏、四番・丸山永翔(習志野サンデーズ)の右翼線二塁打、平塚翔馬(南六郷ライダース)の本塁打で先制すると、さらに松尾錠(深川ジャイアンツ)、榊原輝人(小金井三小メッツ)の連打などで満塁とし、割石有音(文京パワーズ)の走者一掃二塁打で計5点を奪った。
巨人は.先発の山崎㊤が好投、2回裏には平塚がサク越えの先制2ランを放つ㊦

3回にも巨人は佐々木雄一郎(府中五小ファイブファイターズ)と平塚の連打、割石の右サク越え3ランなどで6点を追加し、4回コールド(10点差で成立)で大勝した。
「先発(山崎央月=国立ヤングスワローズ)が流れをつくってくれました」と巨人の西村健太朗監督。敗れた四国ILの駒居鉄平監督は「自分たちのペースでプレーできていません。大会に間に合ったという実感はあったんですが…」と無念の表情。岡崎大晟主将(桑島スポーツ少年団野球部)は「悔しいけど、気持ちを切らさずに明日(3日目)も戦い抜きたいです」と気合を入れ直していた。

四国ILは最速120㎞超の那須原悠翔(松山NORTHベースボールクラブ)が先発した